福岡・豊前市にて
2023年8月19日
昨日は福岡・豊前市で蓮から糸を作りました!
日本画では、絹本といって、布地=糸をより合わせたもの、なんにでも絵が描けます。蓮の糸で仏画や、高僧の衣を作っていたそうで、いざ長靴と蚊よけ帽子で画材採取です。
アクティブな母に完璧な熱中症対策を伝授してもらい、友人の一瀬さんと命の旅博物館の学芸員・富岡先生のお手伝いをさせてもらいました。
例年の蓮池が蓮が絶滅していて、近場の中村さんが管理するため池で採取することに。みんな手際が良くて、15分で完了しました。
私はサクサク、葉を落とす係でしたが、切り口をみると、レンコンの形で、すごく興味が湧きました。
糸を作る際には、茎を折ってねばっとした液をこよりのようにより合わせます。
集中力を試されるようで、私はへたくそでしたが、何人もの皆さんが力を合わせて3時間ほどかけて、数グラム、出来上がりました。
気の合う友人とおしゃべりしながら共同作業で、個人的に大満足です!
人と力を合わせて一本の糸ができること、感慨深く、感動しました。作業後のバームクーヘンが美味しかったです。
ため池は昔、畑のほかに牛や馬を洗ったり、蓮は食べることができて、花をお盆時には売ることができて、実も甘く食用だそうで、みんなで少しづつ三時のおやつに頂きました。
「ため池はあぶないもので近づかないもの」ではありますが、
先人の意識には田んぼを潤すだけではない豊かな恵みを育む場所でもあったのだなと、ご教示くださった管理人の中村さんのお話にただただ感心しました。
↓命の旅博物館では、恋する生き物展を夏休みのちびっこ向けに開催中です、もちろん大人も楽しいです。
https://www.kmnh.jp/
水着姿で颯爽と現れ、博物館の現地調査用のミニバンを運転される富岡先生、三児のお母さまでもあり、とにかく恰好良かったです!後日、研究発表会だとか、今からとても楽しみです
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