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環境フェスティバルふくおか2023

2023年10月13日


ソラリアプラザにて10/7日土曜日11時~16時まで日本画に地域性やSDGSの側面があることから、先日は福岡環境フェスティバル2023にて福岡フィナンシャルグループ様のブースより出展させて頂きました。代紙は凸版印刷様にご用意頂き、初めての日本画体験を通りすがりの地元福岡の子供達に習ってもらいました。
子供たちが楽しそうに熱心に取り組んでくれて、とても嬉しかったです。

ステージは大盛り上がりでしたが、描くのに夢中な子たちは集中力を欠くことなく、黙々と岩絵具と地元の日本で一番古い筑紫筆で絵を描いていました。
初めての筆と石の絵の具で難しかったと思いますが、どの作品も力作で、限られた色数の中でも個性を発揮して、なにより未知のことに挑戦する姿がカッコよかったです。
手伝って下さった福岡銀行・広報の松尾さんも途中から完全に覚えて、指導役にまわってくれたので、マンツーマンで20名にしっかり教えることができました。
触れる生き物とデジタルの生き物を展示したり、草ストローで甘酒を頂けたり、マイクロプラスチックで万華鏡を作ったり、環境意識を学ぶことが楽しい仕掛けで大盛況でした。
「20分で完成♬はじめての日本画体験ワークショップ」も常時満席で、最後までほぼノンストップでした。参加した生徒さんからは「色が鮮やかなのがきれい」「自分で絵の具をつくることができた」「福岡の筆はこんなに良いなんて!」と、限られた時間の中で簡単なものでしたが、筆や絵の具を欲しがったり、興味をもってくれたりして、子供はもちろん、見守っている親御さんがへーを連発してくれて、嬉しく思いました。
artのイベントではなかった分、普段は芸術分野に関心がないと話していた子も中にはいて、好奇心や面白そうと感じた道具に惹かれて、描いてくれたことが嬉しかったです。
台紙のデザインは松尾さんのアイデアで子供でも日本画が敷居が高いと感じないために、ハロウィンと「魔法のスケッチブック」を持ち歩くという福岡銀行のキャラクターユーモくんです。
このキャラクターの水色がなかなか岩絵具では再現が難しく、福岡の老舗画材店、山本文房堂様の篠原さんに相談して水干絵具になりましたが、思えば乳房と乳鉢で絵具をつくるためにスリスリ回すことが結構好きになってくれたので結果的に良かったかなと思いました。(岩絵具は指先で混ぜます)
末筆ながら朝8時から夕方6時まで一生懸命に会場を仕切って、画材まで自宅に届けて下さった松尾さまの熱意に心から重ねつつ。

【ハローぼくユーモ】彼はゆで卵が好きそうですが、私も今朝食べました!ボディーは和名で浅葱色です。 https://www.fukuokabank.co.jp/youmo/

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