日経日本画大賞展の記録
2024年6月1日
6/4(火)まで上野の森美術館にて日経日本画大賞展開催中です。関東にお住まいで、お近くを通りかかりの方は、是非お越しください。
【言葉を直に交せる作家さんは面白い】
今日は、打ち上げの話。どうしたものなのか最近は宇宙言としか思えないソーシャルビジネスや社会企業について学んでいますが、そういえば私は作家だったと思い出しました!!
内覧会後に、時間が許す感じの方は、その場に偶然居合わせた感じの流れで、一緒に食事を頂きました。
引率を引き受けて下さった先生方のおかげで楽しいひと時を過ごすことができました。
恐れ多くも写真撮影は三瀬夏之介先生。中村ケンゴ先生ともにお二人が皆様を引率して寂しい夜にしないように気遣ってくださいました。
「日本橋!遠方から来たんだから!ほらみんな並んで!!」
で、普段は独りの皆様が嬉しく出来上がった皆さまです。
院展に出展していたころは上野精養軒で初日を迎え、九州組で二次会みたいな感じで歌いもせずにカラオケで延々と飲んでしゃべっていたように思います。
今では、入退院や手術などで疎遠になってしまい、大作を描く体力も無くなってしまいましたが、10年前からコツコツ描いていた作品と、絵を仕事にすることで手一杯で公募に出す気力もなかったのに推薦して下さった学芸員さんのおかげで人のつながりを感じることができました。
私に限らず、作家さんは遠方であったり制作ペースや舞台が違って、展覧会のときにだけ会える感じです。個人でコツコツと自分のペースで制作や発表をされていて、誰ひとりとして同じリズムの人はいません。
今回は三年に一度の画壇や所属関係のない公募で、旬の作家さんのいろんな一面を知ったりざっくばらんなお話を伺うことができました。
つくづく思うのは、表に出るのは「表に出せること」で、「氷山の三角」が面白いように感じます。
どの作家さんも自分の世界や探求したいものが合って、求道者でいらっしゃるなと感じましたし、共通項もあれば、全く知らない話も合って、目から鱗が那智の滝のように流れる気分でした。
ずっと聞いてばかりで、思えばだれとも会話せずに一日が過ぎることもおおかったなと思い出しました。
口学は今を知ることができて、本には載らないものに触れられると感じました。
三瀬先生や中村先生が
「ここで人間が繋がるってのが一番大事なんだよ!これからなんだ!!」とのことで、「俺たちの本気はこれからさ!」ENDでした。
機会を創ってくださった公募展の皆様はもちろん、ひと時をすごして下さった先生方のご厚意に感謝を申し上げつつまた展示でご一緒する機会があるかも?と予言になれば嬉しく思います!実現するために精進を重ねたいと思います!
私は社会起業家ではなく、あくまで野の画家でありました!
いずれにせよ人と人とのつながりが明日を創るように感じました。
上野の森美術館公式案内
第9回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展 公式案内
https://art.nikkei.com/nihonga/ 5月25日 (土) 〜 6月4日 (火)
開館時間:10:00~17:00
*最終入場閉館30分前まで
入場料:一般700円、大学生500円、高校生以下無料
*障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料
*展覧会入場口にて当館の友の会会員証をご提示いただくと、記名のご本人に限り無料でご入場いただけます。
概要
「東山魁夷記念 日経日本画大賞」は、次代の美術界を担う新進気鋭の日本画家を表彰する制度として日本経済新聞社が2002年に創設したものです。
本賞は、日本画壇の巨匠・故東山魁夷画伯が遺した功績を称えるとともに、これまで受け継がれてきた日本画の世界を後世に伝えることと、日々研鑽を積んでいる日本画家の仕事を客観的に評価し、発掘することを目標としています。
主催
日本経済新聞社
展示案内