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第九回東山魁夷 日経日本画大賞展のご案内

2024年5月28日


上野の森美術館にて【第九回東山魁夷 日経日本画大賞展】が始まりまして入選につき展示中です!会場は来週の6/4日火曜日までです。
私自身のこのところのドタバタで今頃のご案内となりましてFacebookの告知は今頃となりまして大変失礼します。
コチラは、展覧会場での他の先生方との交流会の様子です。
今回は内覧会を中心にご紹介します。
表彰式の後は閉館時間ギリギリまでずっと先生方とお話をさせて頂きました。普段は福岡の六本松で穏やな暮らしに余念がないのですが、たまに光が差すとまぶしく感じます。
先生方はどの方もとても素晴らしく、憧れの先生に会えたり、後輩と楽しく過ごしたり。そういえば、自分が出展者だったことをしばし忘れておりました。
制作の苦労や裏話を聞くにつけ、共通して思ったことは、 「日本画を描いている方は凝り性の上に、研究に余念がなく、マニアである!」「自分の価値観を持っているわが道をゆく探求者である」ということです。
「そこなのか!!」と思うことばかりで、斬新で目を丸くすることばかりでした。
大賞を受賞された村山さんに注目するポイントとして「トラックの窓を拭いているおじさん」とのお言葉を頂きました。
群青を思い切りよく使ったかと思えば出展作家みんなが大注目のホログラム。自由な画材や描き方への発想はもちろんのこと、モチーフへの愛を深く感じました。この点については、他の作家の皆様にも感じました。
一心に精進を重ねている方にお会いできたこと、光栄で二度とない機会に感謝を重ねるばかりです。
どの作品もみごたえたっぷりで、迫力があります。
私の作品は会場ではちょっと小さめですが、撮影次第でいろんな表情が撮れるようです(浅野先生に写真をご提供いただきました)博多湾の和白干潟の海辺にあった藻玉のような植物です。真冬のスケッチで、手が凍えました。気が付けば完成に10年ほどたっていました。どなたも撮影は自由ですので、ご遠慮なく。
緑風が心地よい季節、上野にお立ち寄りの際にはぜひ美術館にもお訪ねいただけると幸いです。

【第九回東山魁夷 日経日本画大賞展】
上野の森美術館
本館1F 本館2F
5月25日 (土) 〜 6月4日 (火)
開館時間:10:00~17:00
*最終入場閉館30分前まで
入場料:一般700円、大学生500円、高校生以下無
*障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料
*展覧会入場口にて当館の友の会会員証をご提示いただくと、記名のご本人に限り無料でご入場いただけます。

概要
「東山魁夷記念 日経日本画大賞」は、次代の美術界を担う新進気鋭の日本画家を表彰する制度として日本経済新聞社が2002年に創設したものです。
本賞は、日本画壇の巨匠・故東山魁夷画伯が遺した功績を称えるとともに、これまで受け継がれてきた日本画の世界を後世に伝えることと、日々研鑽を積んでいる日本画家の仕事を客観的に評価し、発掘することを目標としています。

主催
日本経済新聞社

展示案内

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